オンラインカジノとは、ネットを通じて楽しむことができるカジノのことです。実際にお金を賭けてプレイすることもでき、スマホやパソコンで気軽に楽しむことができるギャンブルとして利用者も増えてきています。
最近では、ビットコインなどの仮想通貨が利用できるオンラインカジノも増えてきており、ハイローラーと呼ばれる大きく賭ける人々の存在も注目されつつあります。(仮想通貨が使えるオンラインカジノ一覧はこちら ↓)
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仮想通貨が使えるオンラインカジノ一覧
仮想通貨は「暗号資産」ともいわれ、最近ではこの仮想通貨で決済できるオンラインカジノが続々と増えてきています。オンラインカジノを楽しんでいる方の中にも、すでに仮想通貨を保有している方も多いのではないでし ...
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現在、日本国内においてオンラインカジノに関する法律はありません。そして、過去の判例からも海外に拠点を置き合法的なライセンスを取得しているオンラインカジノで楽しむプレイヤーが罰せられることはないと考えられています。
オンラインカジノの運営会社は、海外のオンラインでのギャンブルを法的に認める国に拠点を置き、その国もしくはそれに準ずる機関によって厳格に審査され発行された運営ライセンスを取得しています。
私たちが安心してオンラインカジノで楽しむことができるのは、このライセンス制度が機能しているお陰とも言えます。
そんなオンラインカジノの運営ライセンスについてまとめてみました~^^
オンラインカジノの運営ライセンス一覧
オンラインカジノの運営ライセンスと仮想通貨が利用できるかどうかって、けっこう関連性がありそうなので一覧にしてみました ↓
オンラインカジノ名 | ライセンス | 対応している仮想通貨 |
---|---|---|
ベラジョンカジノ | キュラソー | BTC/ETH/LTC/XRP/BCH |
遊雅堂 | キュラソー | BTC/ETH/LTC/XRP/BCH |
インターカジノ | キュラソー | BTC/ETH/LTC/XRP/BCH |
カジノシークレット | キュラソー | - |
エンパイアカジノ | パグコー | - |
Casino.me | キュラソー | BTC/ETH/LTC/XRP |
Casumo | MGA | - |
BONS | キュラソー | BTC/ETH/LTC/XRP/USDT/ADA |
ミスティーノ | キュラソー | BTC/ETH/LTC/XRP |
Gambola | MGA | - |
ビットカジノ | キュラソー | BTC/ETH/LTC/XRP/TRX/USDT/ADA |
カジ旅 | キュラソー | BTC/ETH/LTC/XRP |
Lottoland | ジブラルタル | - |
21.com | MGA | - |
チェリーカジノ | MGA | - |
ライブカジノハウス | キュラソー | BTC/ETH/LTC/XRP/BCH |
ウィリアムヒル・スポーツ | MGA | - |
スポーツベット | キュラソー | BTC/ETH/LTC/XRP/TRX/USDT/ADA |
エルドアカジノ | カナワク | BTC |
ワンダーカジノ | キュラソー | BTC/ETH/XRP/USDT |
※通貨記号はこちらを参照してください ↓
BTC | ETH | LTC | XRP | BCH | USDT | ADA | TRX |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ビットコイン |
イーサリアム |
ライトコイン |
リップル |
ビット |
テザー |
カルダノ |
トロン |
それでは、それぞれのライセンスを個別に深掘りしていたいと思います ↓
キュラソーライセンス
オンラインカジノの運営ライセンス一覧を見てわかるように、最も多かったのがキュラソーライセンスです。ここ数年でキュラソーライセンスへ変更するオンラインカジノが急増しています。
2020年1月14日に、ベラジョンカジノがMGA(マルタ・ゲーミング・オーソリティ)からキュラソーライセンスに変更しました。さらに、その翌日の1月15日には、運営会社が同じインターカジノもMGAからキュラソーへ変更。2021年9月14日には、カジノシークレットが同じくMGAからキュラソーへ変更しています。
ベラジョンカジノやインターカジノがライセンスを変更した理由として、MGAがあまりに厳しすぎてライブカジノの数を増やせなかったとか、仮想通貨の扱いができなかったためと言われているようです(知らんけどw)。
ただ、ライセンスをキュラソーに変更した後、仮想通貨決済ができるようになったり、ライブカジノの数が大幅に増えたことを見てもあながち間違いではないように思えます。
オランダ領キュラソー
キュラソーと聞いて「あ、あそこね」って知ってる人って、なかなかいないと思います(私もそうでした)。
そこで、キュラソーの場所と動画を探してみました!↓
オランダ領っていうからヨーロッパを想像してましたが、カリブ海ですね^^
南米ベネズエラの沖合北約60㎞に位置する島で、大きさは日本の種子島ぐらい。1499年、アメリカの語源となったイタリア人のアメリゴ・ヴェスプッチらにより発見されたんだそうです。
ヤっバい!これ絶対行きたくなるやつじゃん^^ ↑
めっちゃきれいな海、ビーチですねえ。。。
オンラインカジノの運営ライセンスを発行している国は、たいてい観光以外にめぼしい産業がない地域の存在していることが多いように思います。このキュラソー政府も、それに当てはまるかもしれませんね。
そのキュラソー政府は、1996年にオンラインギャンブルを合法化して以来、ライセンスの審査・発行をしています(下の画像がライセンスの証です ↓)。
キュラソーライセンスの特徴は、①税率の低さと②申請手続きが簡単であること。さらに③ライセンスの取得にかかる費用が安価で④ひとつのライセンスであらゆる種類のゲームがカバーされる。加えると、⑤キュラソーという国の政治的安定とキュラソー政府のサポート体制があげられるかもしれません。
① キュラソーは、ヨーロッパから遠く離れたカリブ海(というかほとんど南米)に位置しながら、EUに加盟するオランダ領ということでEUの規制上のメリットを享受する一方、ヨーロッパの高い税率の影響を受けません。
つまり、キュラソーでは2%の利益税率のみが課せられ、VAT(付加価値税)の対象にはならないんです。
アマゾン輸出をやった方ならわかると思いますが、ヨーロッパの付加価値税のVATって高いんですわ(-_-;)
② オンラインカジノのライセンスを取得するコンサル会社?の英文サイトによると、申請手続きはわずか2週間という記述がありました。
③ ライセンス料金は、調べてみたあるサイトには月額60,000ANG(アンティル・ギルダー)と書かれていました。2021/6/23現在のレートで33,554.38ドル、日本円で3,718,060円。オンラインカジノの利益を考えるとめちゃめちゃ安くないですか?(知らんけどw)
④ キュラソーでは、個々のライセンスを取得しなくてもひとつのライセンスを取得することで、ポーカー、ロト、スポーツベッティング、オンラインカジノ、宝くじなどのあらゆる種類のゲームがカバーできます。オールインクルーブライセンスというらしいです。
⑤ キュラソーという国は政治的にも安定しているという利点もありますが、進歩的な立法制度や整備されたオンライン通信設備、確立された金融サービスといった環境の存在を忘れてはいけないみたいです。
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マルタ・ゲーミング・オーソリティ(MGA)
キュラソーに次いで多かったのがMGA(マルタ・ゲーミング・オーソリティ)です。
厳格ゆえに信頼できるライセンスという印象がありますが。。。
マルタ共和国
マルタって言えば、確かイタリアの近くだったような。。。
で、地図と動画をチェックしてみると ↓
位置的にイタリアと関係が近いのかなって思ってたんですが、1800年以降はイギリス領で、1964年に自治領となり1974年以降は英連邦加盟の共和国。2004年にはEUにも加盟しているみたいですね。
犬のマルチーズって、ここのマルタ島由来なんだそうですよ^^
マルタには数多くの史跡があり、観光が主な産業ですが、オンラインカジノ運営会社にライセンスを発行することでかなりの収入を生み出していて、発行されるライセンスと登録会社は年々増え、その税収は2014年には主力の観光業に次ぐGDPの10~12%にもなったんですって。
そのライセンスを発行するマルタ・ゲーミング・オーソリティ(Malta Gaming Authority、略してMGA)は、2001年設立されました。
こちらがロゴ↓
2004年にリモートギャンブルを規制する法律ができたことで、マルタはオンラインカジノを規制するEUの最初の加盟国になりました。ただ、アメリカ人はマルタゲーミングライセンスを持っているオンラインカジノではプレイできないみたい。。。
さらに調べを進めると、ドイツ人もドイツの厳しいオンラインギャンブル法によって、オンラインでの賭けが禁止されているそうです。
他にもオーストラリア、中国、香港、マカオ、トルコ、イラン、イラク、シリア、インドネシア、マレーシアからのプレイはマルタ当局によって禁止されているみたい。。。
これって、マーケティング的にどうなの?
だから、ベラジョンとかカジノシークレットとかがキュラソーライセンスに変更したのかなあ。。。
MGAライセンスのオンラインカジノは?
オンラインカジノの運営ライセンス一覧を見てもわかる通り、MGAライセンスのオンラインカジノでは仮想通貨決済が利用できるところはひとつもないですよねえ。。。
PAGCOR(パグコー)ライセンス
PAGCOR(パグコー)とは、フィリピンのマニラに拠点を置くPhilippine Amusement and Gaming Corporationの略称です。
PAGCORは、他のライセンス発行機関と異なり、CommissionやAuthorityではなく、Corporation(企業)となっているのが特徴です。戒厳令時代に当時のマルコス大統領の大統領令によって設立された会社で、現在もフィリピン大統領府の管轄下にあります。
ロゴはこちら ↓
PAGCORの英文サイトの説明を翻訳ソフトを使って読んでみると。。。↓
PAGCORは、カガヤン経済特区を除くフィリピン全土に拠点を置くカジノとオンラインカジノの唯一のライセンス機関であると同時に、独自のカジノとVIPスロットルームを運営している。。。
ええ?ちょっと待って。つまり、自分でライセンス発行しながら自分でカジノを運営してるってこと?
なんか、ヨーロッパのライセンスとは全然違うんですけど。。。
ま、フィリピンらしいっちゃあ、フィリピンらしいんだけど
大丈夫なのかなあって思ってしまうのは私だけ?(^^;
ただ、このPAGCORは大統領直轄の企業なので、災害救援から子供向けのスポーツゲームへの資金提供も行っていて、教育省と協力して学校を建設したりもしているようです。
↑これもフィリピンらしいなあ。。。(^^;
PAGCORライセンスのオンラインカジノは?
ジブラルタルライセンス
ジブラルタル規制当局(Gibraltar Regulatory Authority、略してGRA)は、2000年10月に設立されました。
GRAは、ジブラルタルを拠点とするすべてのオンラインギャンブル会社を監視し、厳格な要件を満たす会社にギャンブルライセンスを提供しています。ロゴはこちら↓
実際、GRAが提供するギャンブルライセンスは、世界で最も取得が難しいものの1つなんだそうです。
GRAライセンスのオンラインカジノは?
Kahnawake(カナワク/カナワキ)ライセンス
1999年にカナワクゲーミング委員会(Kahnawake Gaming Commission、略してKGC)が設立されました。
ロゴはこちら ↓
Kahnawakeは、カナダのケベック州のモントリオール近郊にある先住民のモホーク族の居留地。あのニューヨークの世界貿易センタービルやエンパイア・ステート・ビルを建設するときにリベット工として建設現場を支えたのもこのモホーク族だったという話も。スカイウォーカーと呼ばれてだんですって。
2007年には Kahnawake のライセンスを持った2つのサイトの不正が発覚。KGCは、即座に調査を開始し、2300万ドル以上がプレーヤーに返済され、有罪の企業には厳しい制裁が課せられました。
この事件は、 Kahnawake ライセンスの評判を一時的に傷つけましたが、業務の監査や多くの改善をすることで Kahnawake ライセンスを申請する企業は増えることになります。
Kahnawake ライセンスのオンラインカジノは?
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その他のライセンス
マン島ギャンブル監督委員会
マン島は、ブリテン島とアイルランド島の間にある英国王室領というちょっと特殊な島です。オートバイのレースが行われることで有名で、大きさは日本の淡路品ぐらいだそうです。
そのマン島も、マン島ギャンブル監督委員会(Isle of Man Gambling Supervision Commission、略してGSC)によってオンラインカジノのライセンスを発行しています。
オルダニーギャンブル管理委員会
オルダニー島は、イギリスとフランスの間にあるイギリス海峡にあるチャンネル諸島の島です。チャンネル諸島もマン島同様、英国王室領なんだそうです。ただ、イギリスよりフランス本土に近く沿岸から13㎞ほどしか離れていないだって(^^;
2000年の5月に、オンラインギャンブル事業者に関する完全性と公平性を確保することを目的にオルダニーギャンブル管理委員会(Alderney Gambling Control Commission、略してAGCC)が設立されました。
英国ギャンブル委員会
英国ギャンブル委員会(UK Gambling Commission、略してUKGC)は、最も権威あるライセンス発行機関としてその厳格さと信頼性の高さが知られています。が、日本でオンラインカジノを楽しむうえでは、あんまり関係ないみたいです(^^;
オンラインカジノの運営ライセンスのまとめ
オンラインカジノのライセンスは、マフィアなどの非合法組織への資金を裁ち、私たち一般のプレーヤーが安心して楽しむことができるように、政府もしくはそれに準ずる組織によって運営会社に発行されるものです。
また、そのライセンスの取得には厳格な審査がなされるんですが、ライセンスを発行する政府もしくはそれに準ずる組織によってその厳格さには差があるようです。
そのため、ライセンスには信用度のランクが生じているようですが、ここ数年は仮想通貨の扱いをめぐって、運営会社が厳格なライセンスから安価で容易に取得可能なライセンスへの移籍する事例も見受けられます。(例:ベラジョンカジノやインターカジノ、カジノシークレットなど)